
「一目見ただけで、僕がイメージしているスペースになると確信しました」
【東京都・港区】 スキャヴェロ インテリア ジャパン様 2010年11月竣工

オーストラリアのオフィス家具メーカー「スキャヴェロ」。現在のスキャヴェロ会長が一代で築き、本社工場(オーストラリア、メルボルン)は東京ドーム3個分の広さにもなるといいます。スキャヴェロの家具を日本で販売するのが、今回のテナント様の「スキャヴェロ インテリア ジャパン」。オフィス家具を見せるための事務所スペースと、保管スペースが併せ持つ「RE・倉庫」に興味を持たれた。中嶋武彦ブランチマネージャーのイメージは、倉庫に「意外性」を軸にした図面を引くことでした。

スキャヴェロ インテリア ジャパン 中嶋武彦 ブランチマネージャー
倉庫とオフィスの雰囲気のギャップを利点にする
倉庫の中にオフィスを持つと、倉庫の持つ建物の雰囲気とオフィスの雰囲気とのギャップを狙うことができると思いました。それが、オフィスに入ったときインパクトにつながると。家具を扱うので、第一印象をどれだけ強く持たせられるかが大事です。通常のオフィスビルに事務所を構えていたのでは、できないことです。「倉庫の中にこんなスペースがあるのだ」と驚いてもらえるように、エレベーターから、受付までの動線やライトの種類も考えました。
また、オフィスの奥と手前ではライトの色を変えて、二つの雰囲気を持つ空間を同居させました。奥は事務スペースとして、緊張感のある雰囲気に。手前は商談スペース、待ち合わせスペースとして、くつろげる雰囲気にしています。その境にガラスの間仕切りを設置することで、二つの空間の境界線を作りながらも、圧迫感のない形にしました。
倉庫を事務所に利用するメリットは、空間を操作できる自由度が高い点です。「空間」ではなく「空感」を倉庫では感じることが出来ます。これが多くの方が感じられる自由度ではないでしょうか。ライト一つ、仕切り一つで、雰囲気を大きく変えられます。また、家賃を考えると、オフィスビルと比較し差は歴然としております。いろいろな部分の内装工事を行いましたが、知恵をめぐらすと、倉庫が持つ素材その物を生かし安く仕上げることができます。ランニングの家賃部分が抑えられるので、非常に助かります。商品の保管場所は、一つ下の階にあります。商談が進めば、そのまますぐに梱包した商品をお渡しすることもできます。
倉庫の事務所利用は、倉庫として使え、面白い事務所にもなる。通常、家具を扱っているので、やり方一つでいろいろな見せ方ができると思いますね。この経験を活かし、「RE・倉庫」の話が合ったときに、内装のお手伝いをしたいですね。

もともとは倉庫の一区画でしたが、壁を設置し、事務所スペースと、階下倉庫への通路部分を作りました。通路部分は、倉庫の雰囲気をそのまま利用しました。一方で、事務所の方は、スキャヴェロの家具を置き、くつろげるスペースと、きっちりと仕事ができる事務スペースの2つにしました。家具だけでなく、ライトの色を変えることで、事務所内のくつろぎスペースと事務スペースの雰囲気も変えることができます。
そのため、エレベーターから事務所の玄関前、そこから倉庫への通路は、今までの倉庫の印象が強い造りです。一方で、玄関から入った事務所は、がらっと雰囲気が変わります。その違いが、来社されたお客様にインパクトを与えることとなります。

東京倉庫運輸株式会社 池田雅一 取締役事業推進室長
誰でも利用できる休息スペースまで作っていただけるとは
RE・倉庫は今までいろいろと経験を重ねてきましたが、毎回、話を聞いただけでは、完成イメージが見えてきません。今回も、どうしたら荷物を保管する殺風景な倉庫スペースが、インテリア重視の家具販売の事務所になるのかと思っておりました。お借りいただくスキャヴェロ様ご自身に説明いただいても、半信半疑でした。
当社側でイメージができていない工事を、お客様側で行われるのは、工事が進んでいく過程を見る楽しみもあるのですが、一方で、不安でもあります。しかし、そこはプロの方にお任せするしかありません。
完成した事務所を見て、やっと説明いただいた内容と合致しました。事務所には商談スペースと事務スペースの他に、ソファーと建築関係の資料が整然と並べられて、くつろぐことができます。休息スペースとして、いつでも、誰でも利用できるということですので、仕事で疲れたときの息抜きに利用させていただきたいと思います。まさか、倉庫に事務所だけでなく、すばらしい休息スペースを作っていただけるとは思ってもみませんでした。
スキャヴェロ様としては、これで完成ではなく、少しずつ手を加えていきたいということですので、当社としても、できるだけ工事のやりやすい環境を提供していきたいと考えております。






